今回のバージョンでは前回(9年前)よりも緻密なモデルに仕上げましたが、最終的にはレンダリング時のメモリの関係もあり、あちこち削除しながら調整をせざるを得ませんでした。毎回何を制作するにしても試行錯誤は続くのですが、その中での無駄と思える事は沢山あります。しかし無駄とも思える事もやってみないと分からないのが結果なので、他の方々から見ると「何故そこまでやるのか?」といった感じがするかもしれません。今回レンダリングで使用したVRAYというソフトも、多くの方々が作品で使用されており、そのクオリティには目を見張るものがある事は以前から感じてはいました。しかし実際使ってみてそのクセ(どのソフトも同じですが)がだいぶ理解出来ました。こうした実地検証(試行錯誤)を行わないと、単に優れたソフトらしいという情報でしかありません。今回のレンダリングの経験は今後仕事や他の作品制作に引き継がれて行く事になりますが、こうした試行錯誤の繰り返しがスキルアップに繋がって行くのではないでしょうか?
今後、このイエローデュース制作は、幾つかのアングルやレンダリング解像度の高い画像を制作しながら進行して行きますが、出来ればガレージ内(周囲に工具やアメリカン雑貨類が散乱しているような)でのシーンを作ってみたいです。しかしそれは5年10年といった単位で寝かせてしまう課題になるかもしれません…(笑)。