2012/03/31

Macchi MC.72制作 その12 機体の制作

細部の制作は、延々キリが無いので何処迄で妥協するかといった判断で進めています。特に全体の制作で厄介なのは薄いプレート状のオブジェクトを幾つも切り出して行く事ですが、いろいろ工夫する事でいくつものスキルが生まれます。


Macchi MC.72制作 その11 機体の制作

機体は薄い板が幾つも繋がって出来ていますので、各プレート毎に分割したところです。ここから各プレート毎に細かい加工をして行きます。

Macchi MC.72制作 その10 機体の制作

全体の大まかな形状が完成。ボディ上部が思った以上に平らなのが分かります。エンジンを組み込んでいるので分かった形状です。イラストや図面だけでは分からない事です。エアインテークも実際にはムキ出しです。実際に作られた機体によってあちこち異なるようです。

Macchi MC.72制作 その9

全体の形状を整えつつ、細部の作り込みに入ります。元の図面がどれも正確ではないので実際の写真で細部の形状が分かっても、どれが正しいのか苦労します。手元にあった模型も、資料にするつもりでしたが、この辺りに来ると結構いい加減な作りだと言う事が分かって来ました。

Macchi MC.72制作 その8

機体の制作開始
機体のモデリングを開始。まずは大まかなガイド用形状を作成。

2012/03/24

アイソボット

5年前に制作したアイソボットのリニューアル画像です。

2012/03/23

リメイクスケッチ その3

線量計
今年2月にエステー化学より発売されました線量計です。
バンクマン
タカラトミーより2年前に発売された貯金箱です。コインを入れると正面の顔が変化します。

2012/03/19

リメイクスケッチ その2

せんすいかん
ブリキのおもちゃ感覚で制作したモデル。絵的には、リアルな海底シーンというより背景に海の写真を置いて周りからブルーライトで照らしたようなディスプレイ感覚的なイメージ。

リメイクスケッチ その1

たまごっち
バンダイより2009年にリメイクされて再登場した新モデル。正面のみだと奥行き感が伝わらないので角度を変化させ宙に浮遊させたカラーリングバリエーションを見せる事で面白い構図に仕上げています。

Macchi MC.72制作 その7 エンジンモデルの完成画像

エンジン各部のモデル画像です。


こちらは上内部の空洞空間です。実際のエンジンには存在していなかったのですが、多分イグニッション系のケーブルが設置されていたと思われます。何か大きな建造物の部屋のようで面白い構図です。左右がシリンダブロックで上部がエアインテーク(後部にスーパーチャージャー)です。

Macchi MC.72制作 その7 モデリング エンジン2

エンジンのモデリングが終了に近づきました。前回のスコープドッグの際のモデリングが長かったせいか、意外と短時間で制作出来た感じがしています。しかし、いつもそうですが現存するモデルをベースに制作するには、かなりの枚数の資料写真を撮影したつもりでも制作して行く過程で形状が不明な部分があり後悔しています。現在のようにデジカメが普及し、尚かつフィルムが存在しない時代では、現場にノートパソコンやハードディスクを持ち込み、確認しながら撮影したいところです。
今回のモデリングでは実際の7割程の精度かと思います。元のオリジナルに近づけるために、資料写真とのにらめっこが延々と続きますが、モデリングを細部迄作り込む作業よりも、不明な箇所や形状が理解出来ない事の方がストレスが溜まります(笑)。3DCGでは精密度に限界が無いので、どこまでも作り込んでしまうクセが付いてしまっているようで、そろそろこういった現存するモデルを元に制作する手法は切り替える時期に来ているのかもしれません。

こちらが制作当初ガイドとして制作したモデル


こちらが完成後のモデル

Macchi MC.72制作 その6

資料とした模型の方がより正確だろうと思い採寸しておおまかな形状を制作し、三面図に当てはめてみるとエンジンの形状があちこちで異なる事が分かり、今度は外観図にエンジンの形状を合わせて修正する事にしました。正確な資料がないだけに、こうした事はやむを得ないですね。実際のエンジン写真を見ながら構造を考えていると、各部に腑に落ちない点が多々見つかりました。それは燃料パイプとイグニッションケーブルです。まず、模型の方に間違いがありました。模型の方は燃料パイプとイグニッションケーブルが同じものとして束ねてあり、逆に実際のエンジン写真では点火プラグ及びケーブルが外してあったのでそれに気付かず見逃してしまう所でした。燃料パイプは金属製なので展示するにはそのままのようですが、点火プラグ及びケーブルに付いては、元のイグニッションコイルごと外してあったようですね。こちらの形状や配置関係は任意で判断するしかないようです。う〜んストレス溜まります(>_< )。
資料となっているエンジン写真から判断しているのですが、この機体のエンジンは量産型ではない事もあるのでしょうか?一部の形状が箇々に異なっているようですね(塗装も含め)。

Macchi MC.72制作 その5

資料として使っている現地で撮影したエンジンと、ネット上に存在していた図面などを比較しても正確な形状が存在していない事が良く分かります。機体の外観も最終的には正確な状態には仕上げることは出来ないと思う位、各スケッチ毎にラインがまちまちです。1940年以降の航空機であれば、出版物も豊富になり、詳細な資料が手に入り易くなるようで、エンジンや機体の正確な寸法・形状等が把握できるようなのですが…。

2012/03/02

Macchi MC.72制作その4 モデリング エンジン1

今回のモデリングでは資料として、エンジンの精密模型が存在するのと現地で取材したエンジンのスナップ写真があるので、精密模型を採寸しつつ、写真で各部を確認しながら制作できるベストな状態です。画像は最初に立法体等を用いて、大まかなガイドを設定した所です。この作業を繰り返しながら徐々に細部を制作して行きます。